福岡市には児童手当(児童1人あたり5,000円~15,000円/月)の支給や、低所得の子育て世帯への子育て世帯生活支援特別給付金子育て支援制度などがあります。第三子以降の子どもの養育を支援する、第三子優遇事業による支援も。
これは、幼稚園・保育園等の副食費免除・助成や認可外保育施設等利用時の利用手当支給などをはじめとした支援で、子どもの多い家庭の負担を軽減してくれるサポート制度です。
また、福岡市でも国の制度にもとづき、幼稚園・保育園・認定こども園の無償化を実施しています。3~5歳児クラスを子どもや住民税非課税世帯の0~2歳児クラスの子どもが対象です。
無償化対象施設や手続きなどについては、市こども未来局へご確認ください。
そのほか、中学生以下の子どもがいる世帯の市営住宅への募集戸数を拡大するなど、子育てしやすい住環境づくりを積極的にサポートしているのも福岡市の特徴です。
政令都市・福岡市には、子育て関連以外にもさまざまな補助金・助成金が用意されています。
住宅用エネルギーシステム導入促進事業では、住宅用太陽光発電に家庭用燃料電池・リチウムイオン蓄電システム・V2Hシステムを組み合わせることで、400,000円を上限に補助金を支給。
住宅用エネルギーシステムの導入を促進しています。
住宅の耐震改修工事費補助事業や特定不妊治療費助成、低所得の子育て世帯が利用できる子育て世帯生活支援特別給付金なども。
ユニークなことろでは、ブロック塀等除去費補助事業があります。
自宅などのブロック塀が劣化・老朽化などで危険な状態な場合、その除去費用を補助。該当する住まいに暮らしてる方は、市HPなどをチェックしてみるといいでしょう。
《小学校》
【中央区】
赤坂小・警固小・小笹小・平尾小・草ケ江小・鳥飼小・舞鶴小・高宮小・笹丘小・当仁小・南当仁小・福浜小・春吉小
【博多区】 博多小・住吉小・千代小・吉塚小・東吉塚小・席田小・月隈小・東月隈小
【東区】 勝馬小・西戸崎小・美和台小・和白東小・香椎小・香椎東小・香椎下原小・香椎浜小・香住丘小・城浜小・照葉小・千早小・千早西小・若宮小・舞松原小・香陵小・名島小・筥松小
【西区】 愛宕小・愛宕浜小・内浜小・福重小・姪浜小・姪北小・壱岐小・壱岐東小・壱岐南小・元岡小・周船寺小・西都小・玄洋小・今宿小・今津小・石丸小・下山門小・西陵小・城原小・金武小・北崎小・能古小・玄界小・小呂小
【南区】 塩原小・玉川小・宮竹小・高木小・日佐小・横手小・弥永小・弥永西小・若久小・東若久小・大池小・筑紫丘小・長丘小・長住小・西長住小・花畑小・柏原小
【城南区】 七隈小・片江小・南片江小・金山小・長尾小・田島小・城南小・別府小・堤小・堤丘小・西長住小・鳥飼小
【早良区】 有住小・有田小・原西小・賀茂小・飯倉小・飯倉中央小・飯原小・野芥小・田村小・田隈小・四箇田小・入部小・早良小・内野小・脇山小・大原小・小田部小・原小・原北小・百道小・百道浜小・西新小・室見小・高取小
《幼稚園・保育園》
【中央区】 市立・私立幼稚園/17園、私立保育園/31園
【博多区】 私立幼稚園/12園、市立・私立保育園/45園
【東区】 市立・私立幼稚園/21園、市立・私立保育園/63園
【西区】 市立・私立幼稚園/16園、公立・私立保育園/52園
【南区】 私立幼稚園/38園、私立保育園/46園
【城南区】 私立幼稚園/13園、私立保育園/18園
【早良区】 市立・私立幼稚園/22園、公立・私立保育園/41園
福岡市は九州で最大、西日本でも屈指の繁華街や歓楽街を抱える大都市だけに、子育て世代や移住してくる方にとっては治安も気になるところでしょう。
過去には飲酒運転の増加や刑法犯罪率が高かった時期もありましたが、県や市、警察などが協力して治安維持に取り組み、現在ではそうした傾向も鎮静しつつあります。
たとえば、福岡市では「福岡市犯罪のない安全で住みよいまちづくり推進条例」を2014年に施行。地域の防犯活動を推進したり、市民の防犯意識の啓もうに努めたりするなどして、安心して暮らせるまちづくりを促進しています。
その結果、ここ十数年で福岡市内の刑法犯罪の認知件数は着実に減っており、治安の良化をみてとることができるでしょう。
【福岡市内の刑法犯認知件数】
中央区:5,934→3,160(平成20年→令和元年※以下同)
博多区:6,763→3,435 東区:5,649→2,230
西区:3,284→1,498 南区:3,925→1,561
城南区:2,588→885 早良区:4,0445→1,274
また、参考までに福岡市でも治安のよいとされる人気住宅地を紹介しておきます。
■大濠エリア
大濠公園を臨む、緑豊かなエリア。都心の天神や赤坂にも近く、大名エリアにも隣接しながら、学校や美術館などもある落ち着いた雰囲気の住宅地で、治安も良好です。
明治通りの北側は比較的大型マンションが多いのですが、こちらは低・中層マンションや戸建て住宅の多いエリア。
大濠公園のほか、舞鶴公園(福岡城跡)や赤坂公園、福岡懸護国神社など、公園・緑地にはこと欠きません。
■長住エリア
南区長住も治安がよいことで知られています。
最寄り駅からはバスでのアクセスとなるので、住民以外の出入りが少なく静かなたたずまいが人気のエリアです。
高度経済成長期に開発された住宅地のため、計画的に公園が随所に配置されているほか、区画割も整然としていて通りの見通しがいいのも長住の特徴。
■平尾エリア
西鉄平尾駅周辺エリアです。福岡市内指折りの高級住宅地・桜坂に隣接し、薬院から1駅、西鉄福岡(天神)からもわずか2駅という交通至便なエリア。
都心に至近ながら、南公園・福岡市動植物園、平和北緑地、鴻巣山緑地などの緑に囲まれ、アクセス・住環境ともにすぐれています。
海と山が近く、自然を感じながら程よい都会に住んでいる感じがします。スーパーマーケットもスーパーマーケットも多くあり助かります。JR、私鉄電車、バスも通っており移動手段もバッチリ。
一番の満足なところは交通の便の良さです。車が無くても通勤が楽で良いです。お年寄りが多い街なので年老いた母も楽しく暮らせています。
ファミリー層が多く、公園・スーパー・銀行など生活に必要なものがすべて揃っているので、便利です。また近くには公園や観光施設などもあるので楽しく生活できると思います。
福岡市に住むことになり、色々な場所を探しましたが、最終的に高宮を選びました。隣の大橋に比べて駅前含めて閑静で、緑も多く、お洒落なレストラン、パン屋もたくさんあります。休日は良く散策するのですが、高宮から平尾、薬院、浄水辺りは新たなレストランを発見出来たり、歩いていて楽しいエリアです。レストランに限らず、洒落た文具店、雑貨屋、花屋なども見つけました。とても満足して暮らしています。
福岡市の平成21年の平均地価は501,651円、平均坪単価は1,658,353円、変動率+5.59%となっています。
注目すべきはその変動率。東京・大阪・名古屋の三大都市圏でも+2%前後のところ、+5%を超える高い変動率を記録しており、福岡エリアの人気を数字でも裏付けています。
都道府県レベルでみても福岡県は+1.95%で47都道府県中、第1位の変動率です。
もちろん、変動率を引き上げているのは福岡市。市外・県外からの流入も多く、人口増を続ける福岡のポテンシャルをこの数字からもうかがい知ることができるでしょう。
福岡市
【平均地価】50万1651円/m2
【平均坪単価】165万8353円/坪
【変動率】+5.59%
中央区
【平均地価】165万7041円/m2
【平均坪単価】547万7823円/坪
【変動率】+9.00%
博多区
【平均地価】93万3888円/m2
【平均坪単価】308万7233円/坪
【変動率】+9.21%
東区
【平均地価】13万0951円/m2
【平均坪単価】43万2898円/坪
【変動率】+4.76%
西区
【平均地価】11万4069円/m2
【平均坪単価】37万7089円/坪
【変動率】+3.34%
南区
【平均地価】22万1040円/m2
【平均坪単価】73万0710円/坪
【変動率】 +5.10%
城南区
【平均地価】18万5187円/m2
【平均坪単価】61万2190円/坪
【変動率】+3.46%
早良区
【平均地価】24万0426円/m2
【平均坪単価】79万4799円/坪
【変動率】+3.72%
福岡市内の地価平均は1980年代前半までは140,000円台で推移していましたが、バブル期に急上昇。バブル最盛期には1,039,239円を記録しました。
しかし、バブル崩壊後は他県のご多分に漏れず急降下。2000年代に入ってからは250,000円前後にまで落ち込んでいました。
その後、福岡市の人気が高まり人口も着実に増えはじめた2010年代後半からは右肩上がりに転じ、2021年には462,550円にまで上昇しています。
2013年の時点では246,926円にまで落ち込んでいましたから、わずか8年たらずで200,000円以上も地価が上昇したのです。
この傾向は昨今の福岡市の人気から考えると、このまま当面、上昇し続けていくのではないでしょうか。
※2022年3月18日時点の情報を参照しています。